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あなたのバイトはブラックバイト?

  学生のあいだに広がっているブラックバイト。あなたは、あなたの友人は、ブラックバイトで働いていませんか?

 ブラックバイトとは、学生が学生らしい生活を送れなくなってしまうようなアルバイトのことをいいます。近年、学生アルバイターが正社員並みに働かされることによって、学業に支障が出たり、体を壊し休学にまで追い込まれたりするケースが増えてきました。また、そうしたアルバイトでは、違法な働かせ方が横行していることが少なくありません。

 「ブラックバイト」の名付け親である大内裕和教授の呼びかけの下、ブラックバイト対策チームを立ち上げました。ブラック企業被害対策弁護団やブラックバイトユニオンなどの支援団体とも連携し、「ブラックバイト」の解消を目指します。あなたも、自分のアルバイトを見直してみませんか?

 

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大内裕和
中京大学国際教養学部教授

大内裕和教授 ――「ブラックバイト」の名付け親――

 2013年7月、大内教授は中京大学の学生約500人を対象に、アルバイトに関する調査をおこないました。その結果、違法な長時間労働、過酷な責任やノルマなどが課される「ブラックバイト」が疑われたのは100人以上、アルバイト経験者の3人に1人に上るという実態が明らかとなりました。

 大内教授がこの調査をしようと考えたきっかけは、数年前から感じていた学生の「異変」にありました。ゼミでコンパや合宿を行おうとしても、アルバイトの日程調整をすることがあまりに困難で、学生がなかなか集まらなくなったのです。

 大内教授は、このような学業に支障をきたすほどのアルバイトを「ブラックバイト」と名付け、フェイスブックで公表しました。すると、全国各地から大きな反響が寄せられ、またマスコミ各社の取材も集まり、「ブラックバイト」の実態の実態が少しずつ知られるようになっていきました。

 ブラックバイト・キャンペーンは、この大内教授の問題提起にもとづき、ブラックバイトの実態に関する全国調査や、学生から寄せられるブラックバイト相談の解決によって、「ブラックバイト問題」をなくすことをめざしています。


ニュース報道

6月1日 中日新聞「書面なし・パワハラ・求人情報ウソ ブラックバイトの特徴は」
5月31日 ダ・ヴィンチNEWS「なぜ彼らは辞められない? 若者を使い潰す「ブラックバイト」の実態」
5月29日 NHK「視点・論点」『広がる”ブラックバイト”』
5月25日 NHKラジオ第1「先読み!夕方ニュース」〈“3人に2人が不当な扱い” どうする大学生のアルバイト〉
5月25日 朝日新聞「ブラックバイト問題、なぜ起こる お便りもとに追加取材」
5月22日 弁護士ドットコム「同僚のボーナスのために「解雇」を告げられたら・・・映画「サンドラの週末」で考える」
5月21日 NHK NEWSWEB「“ブラックバイト” 考える集会」
5月20日 Walkerplus「『サンドラの週末』に学ぶ、ブラックバイトの回避法」
5月19日 NHK「あさイチ」『ブラックバイトにご用心!』
5月18日 読売新聞「学生悩ます「ブラックバイト」…労組設立し自衛」
5月17日 熊本日日新聞「くまにち論壇 酷な学生の長時間バイト」
5月13日 朝日新聞「塾講師、休めず残業代出ず 教育ブラックバイト、大学生被害 寝坊「60万円払え」」
5月11日 中日新聞「ブラック企業がバイトに賠償請求も 泣き寝入りしないで」
5月8日 河北新報「ブラックバイト相談を あすから無料ホットライン」
5月7日 NHK・Eテレ「オトナヘノベル」 『ブラックバイターズ・プライド』
5月1日 JILPT「メールマガジン労働情報」
4月29日 朝日新聞「学生バイト、深夜労働4割 ブラックバイトの実態、大学教授ら調査」
4月28日 弁護士ドットコム「「お前の価値は1円だ」と居酒屋店長に罵倒された 「学生ブラックバイト」の実態公表」
4月23日 読売新聞「論点 過酷な学生バイト根絶急務」
4月22日 朝日新聞「それブラックバイトじゃない? 長時間労働・自爆営業…」
4月22日 朝日新聞「学生の知識不足を悪用 ブラックバイト、対策は」
4月16日 SYNODOS「学校よりシフトが大事だ!――蔓延する「ブラックバイト」の実態 大内裕和×坂倉昇平×佐々木亮」
4月10日 大内裕和・今野晴貴著『ブラックバイト』が出版されました!
4月2日 NHK「くらし☆解説」特集=”ブラックバイト”にご用心
3月30日 ラジオ「荻上チキSession22」 特集=ブラックバイト
3月30日 雑誌『社会政策』「なぜ学生はブラックバイトを辞められないのか」
3月27日 日経新聞「ブラックバイト許さない 大学が講習、学生労組結成も 過酷ノルマ・残業代未払い…」
3月27日 雑誌『現代思想』「ブラックバイトから考える教育の現在」
3月16日 withnews「ブラックバイト、過酷な実態「20時間以上労働」が28% 学生調査」
3月12日 関西テレビ「スーパーニュースアンカー」特集=ブラックバイト
2月26日 ダイヤモンドオンライン「学生を苦しめる「ブラックバイト」の悲惨」
2月23日 ABC「キャスト」特集=ブラックバイトの実態
2月15日 読売新聞「学生のブラックバイト「学業に影響、自衛知識を」
2月12日 TBS「いっぷく!」特集=ブラックバイト
2月11日 読売新聞「「ブラックバイト」相談乗ります…ホットライン」
2月10日 朝日新聞「「ブラックバイト」を問う 大学生を調査、構造的に探る論考も」
1月29日 産経新聞「【日本の議論】「12時間連続勤務」「ノルマ達成できず罰金」学生追いつめる「ブラックバイト」凄惨実態 それでも辞められぬ“3つの理由”」
1月25日 東京新聞サンデー版「【大図解】若者を食いものにする ブラック企業」
1月8日 弁護士ドットコム「塾・予備校で「ブラックバイト」が増殖中? 「辞めたら賠償50万円」と脅された例も」
12月22日 弁護士ドットコム「「ブラックバイトに順応してはいけない」 今野晴貴さんが「対策セミナー」開催」
12月19日 毎日新聞京都版「ブラックバイト:許すな あす東山区でセミナー 「長時間勤務、授業出られず試験前も休めない」」
12月13日 産経WEST「ブラックバイトこれが実態 「給料日決まっていない」「1日1時間ただ働き」…知識乏しさつけ込まれ」
12月11日 京都新聞「ブラックバイトに政策示して 実態調査「不当な扱い」7割」
12月10日 東洋経済ONLINE「学生はなぜ「ブラックバイト」にはまるのか 労働法に守られた権利を認識せよ」
12月8日 毎日新聞「教えてワークルール:ブラックバイトの対策は」
12月7日 JIJICO「高時給に惑わされない「ブラックバイト」チェック」
12月4日 日経新聞「大学生バイト、7割が「扱い不当」 残業代不払いなど」
11月26日 朝日新聞「「バイトで不当な扱い経験」学生の67% シフトなどで」
11月26日 東京新聞「ブラックバイト 学生6割超経験」
11月25日 毎日新聞「<ブラックバイト>アンケで判明 学生7割「不当扱い経験」」
11月25日 弁護士ドットコム「これぞブラックバイト!「罰ゲームつきコンビニ」での過酷体験を大学生が告白」
11月25日 弁護士ドットコム「「ブラックバイト」調査――4人に1人が「会社の都合で勝手にシフトを変えられる」」
10月16日 産経新聞「すき家ワンオペ「2店舗で継続」 団体調査」

10月11日 産経新聞「すき家の「1人勤務解消」チェック 「ブラック対策」団体、未明の巡回」
10月15日 withnews「すき家 「2店でまだワンオペ」市民団体が調査 会社側は否定」

10月14日 BIGLOBE「すき家、未だに2店舗でワンオペ発覚 ネット上は「知ってた」「安定のワンオペ」」

10月14日 BLOGOS「すき家「ワンオペ」解消されていなかった? ゼンショー「2人体制だった」と反論」

10月12日 沖縄タイムス「深夜1人勤務ないか? すき家を巡回」

10月12日 沖縄タイムス「「都内2店で深夜1人勤務」すき家調査」

10月12日 山梨日日新聞「「1人勤務解消」点検 若者ら未明の巡回」

10月12日 信濃毎日新聞「「都内2店で深夜1人勤務」 すき家調査の団体発表」

10月12日 IRORIO「すき家の「ワンオペ」が完全に廃止されていないことが明らかに!」

10月12日 東京新聞「「都内2店で深夜1人勤務」 すき家調査の団体発表」

10月11日 東京新聞「「1人解消」すき家へ夜回り 若者団体」」

10月11日 日刊スポーツ「すき家、深夜1人勤務体制を点検」」

10月8日 LITERAで大内裕和教授のコメントが掲載されました。

9月30日 YOMIURI ONLINE「ブラックバイト対策を無料公開」

9月27日 TBSラジオ「堀尾正明+PLUS!」でブラックバイトユニオンが取り上げられました。

9月25日 NHK Eテレ「オトナへのトビラTV」でブラックバイトユニオンの活動が紹介されました。

9月9日 TOKYOFM「クロノス」でブラックバイトユニオンが取り上げられました。

9月2日 BLOGOS「大学生の皆さん「ブラック企業」だけじゃなく、「ブラックバイト」にもお気をつけ下さい」

8月27日 朝日新聞「学生潰す「ブラックバイト」 対処冊子を無料公開」

8月22日 東京新聞「<はたらく>「ブラックバイト」こう対処 大内裕和 中京大教授が冊子」

8月22日 文化放送「福井謙二 グッモニ」に共同代表が出演し、ブラックバイトの実態とユニオンについて紹介しました。

8月19日 IRORIO「過密シフトで落第?大学生の間で深刻化する「ブラックバイト」の実態」

8月19日 フジテレビ「ノンストップ!」でブラックバイトユニオンの活動が取り上げられました。

8月7日 TBSテレビ「あさチャン!」でブラックバイトユニオンの活動が取り上げられました。

8月6日 THE PAGE「ブラックバイトの労働組合はうまく機能するか?」

8月4日 TBSテレビ「いっぷく」でブラックバイトホットラインの模様が紹介されました。

8月3日 Y!ニュース「学生アルバイトにもユニオン結成が必要な理由」でユニオンの取り組みが紹介されました。

8月2日 東京新聞「ブラックバイト許さない 学生ら労組で対抗」
8月2日 毎日新聞「ブラックバイト:企業などに対抗、学生が労組結成」

8月1日 ブラックバイトユニオン結成の記者会見について報道されました。

8月1日 NHK NEWS「“ブラックバイト”労働組合結成」

8月1日 産経ニュース「「ブラックバイト」に対抗、大学生ら労働組合結成」

8月1日 北國新聞「大学生らが労働組合結成-「ブラックバイト」に対抗」

8月1日 中日新聞「大学生らが労働組合結成 「ブラックバイト」に対抗」

8月1日 徳島新聞「大学生らが労働組合結成 「ブラックバイト」に対抗」

8月1日 47NEWS「大学生らが労働組合結成 「ブラックバイト」に対抗」

8月1日 朝日新聞デジタル「ブラックバイトに労組で対抗 大学生ら、3日に電話相談」

8月1日 毎日新聞「長時間労働強制:「ブラックバイトユニオン」結成」

ブラックバイト被害者の学生からのコメント

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私は長時間労働やワンオペに対し「社会勉強」だと自分に言い聞かせながら働いていましたが、企業の労務管理に加え、このように違法行為を労働者自身が受け入れてしまうこともブラックバイト問題の一因となりうるのではないかと思います。特に世間知らずで経済的に余裕の無い私のような学生は会社の言いなりになり過度な負担を強いられてしまうケースも少なくありません。働いていておかしいと感じることが少しでもあれば、仕方のないことだと受け入れるのではなく労基署への相談など何らかの行動を起こすことが労働条件改善のためにはとても重要だと思います。

(京都・大学2年・女性)


ブラックバイト問題にとりくむ学生メンバーを募集しています!

  • ブラックバイトで苦しむ人を支援したい!
  • 社会調査、社会キャンペーンの運営に興味がある!
  • 政策立案に興味がある!
  • ブラックバイトの問題を学びたい!

 今後、ブラックバイトキャンペーンとして、ブラックバイトに悩んでいる学生の相談に対応したり、ブラックバイトに関する実態調査やシンポジウムの開催など、様々な取り組みを行っていきます。そのためには、どのような主張をしていけば社会に広く問題を訴えることができるのかを考え、取り組んでいくメンバーが必要です。

 まずは勉強会を開き、ブラックバイトの問題やそのほかの労働問題の理解を深めていく予定です。ブラックバイトに悩んでいる学生を支援したい、ブラックバイトや労働問題について勉強したいという方は、ぜひご参加ください!


ブラックバイト 新刊!『ブラックバイト』

大内裕和・今野晴貴 著   
堀之内出版/2015年4月10日/定価:1,700円+税  
ISBN 978-4-906708-57-4 C0036 
版元ドットコム  Amazon

 学生相手に「学生気分は捨てろ!」。社会人を集められなくなったブラック企業は、何も知らない学生たちを安価な労働力として目を付け始めました。
「ブラック企業」に続く日本の労働環境の破壊現象、「ブラックバイト」問題が全国で発生しています。「昔から勉強せずにバイトばかりしてる奴いたよ」「やめればいいのに」と思うかもしれません。でも現在の「ブラック度」は容赦ありません。過労死ラインを超えたシフト、商品の自腹購入、パワハラや暴力、逃げ出さないよう法律違反の契約書を結ばせ、知識のなさにつけこみ「これが社会」と従属させる…。
こうして学生が勉強もままならず、ひたすら酷使されることは、日本社会の未来の担い手の使い潰しです。学生、親、教育関係者がどう立ち向かうべきか。ブラックバイト問題の提唱者・大内裕和教授と『ブラック企業』で大佛次郎論壇賞を受賞した今野晴貴が、ブラックバイトの実例、構造、対応法について語ります。(堀之内出版HPより引用)


ブラックバイト対処法冊子.indb

無料ダウンロード冊子 「ブラックバイトへの対処法―大変すぎるバイトと学生生活の両立に困っていませんか?」

 アルバイトが忙しすぎて、シフトを断り切れず、授業にもゼミにも試験にも出られず単位を落としてしまう、ノルマを達成できないと自腹で商品を買わされてしまうなど、学業との両立が困難な「ブラックバイト」が広がっています。

 この冊子はそんなブラックバイトにどのように対処すればよいのかをQ&A方式で解説しています。最近学校生活とバイトの両立がきついな……と感じる人におすすめです。

<執筆者>:鈴木絢子他(ブラック企業被害対策弁護団)
       大内裕和(中京大学国際教養学部教授)
<作成協力>:今野晴貴(ブラック企業対策プロジェクト共同代表)

ダウンロードはこちらから! → http://bktp.org/news/1051

 

 


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