ブラック企業とは?

『ブラック企業』という言葉はリーマンショック以降、急激に口にされるようになりました。今迄個別の事例として扱われていた若年層の鬱病・過労死・過労自殺は、ブラック企業による組織的な「若者の使い潰し」という新たな社会問題であることが明らかになっています。ブラック企業に入社する者の中では、激しい選別に伴う集団的なハラスメントや、残業代未払いの長時間労働に苦しめられ、鬱病や離職に追い込まれる人も少なくありません。

ブラック企業の違法行為は、個人の被害にとどまるだけでなく、日本社会と経済全体に悪影響を及ぼします。若者の将来が奪われることで生産性が低下し、合法な他社の利益が不正な競争で圧迫される事によって、日本経済はますます苦しくなるでしょう。長時間過酷労働や鬱病の罹患により、少子化も更に進展してしまう恐れがあります。ブラック企業の蔓延は、日本社会全体の縮小へとつながっていくのです。

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「若者が使い捨てにされている問題を野放しにしておけば、日本再興戦略どころか、国の将来はない」 -田村憲久厚生労働大臣 2013年8月12日

Stories


Aさん IT企業 Y社

IT業界の中でも成長企業として知られるY社に就職したAさん。新人研修後、派遣された企業から、「コミュニケーション能力の不足」とサーバールームに勤務中「歌を歌っていたこと」を理由に解約され、退職強要を受けた。以降上司に毎日呼び出され、2時間以上叱責を受け、「お前は信用されていない」「価値観を変えないとだめになる」「リボーン(生まれ変わり)させたい」などと言われつづけた。最後には、ホームレスに働くことは何かを聞き、レポートにまとめるという仕事を「人間としておかしい」部分を改善するために課された。

同僚の一人によれば「自分への自信を、だんだんに失っているように見えた。泣きそうな顔で呆然とすわっていることがあった。」と言う。彼は同月の内に、自己都合退職に至った。 (参考「ブラック企業」文春新書)


 Bさん 衣料品販売 X社

超大手・優良企業の衣料品販売X社に就職したBさん。「私の場合は、パワハラはずっと感じていたし、冬の商戦に突入すると急に忙しくなって拘束時間は14時間になりました。その頃味覚も変わってきて、刺激物が欲しくなるようになりました。なぜか毎日カレーがたべたくなるんですよ。家に帰ってもねむれないようになって、気分が落ちて、『いま車に轢かれたらいいのに』と思うようになりました。そうすれば仕事に行かなくていいからです。急激にやせたし、仕事中にMサイズの服が何枚足りないとか気付いても、取りに行く間に忘れちゃうんです。

病院に行ったら『休んだほうがいいし、一回実家とか帰ってゆっくりしたらいいんじゃないかな』と医者に言われました。そのままお店に診断書を持って行って、『私、辞めます』と伝えました。」(参考:「ブラック企業」文春新書)


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About Us

私たちは、ブラック企業によって若者が使い潰されることのない社会を実現するために、各分野の専門家が力を合わせて発足したプロジェクトです。ブラック企業による被害の実態についての調査および報告はもちろん、被害者の法的権利実現のための政策提言や、若者に対しブラック企業の具体的な見分け方や対処方法の発信を行う事によって、日本社会からブラック企業をなくすことを目指します。

現場の事実に基づいての
勧告・提案

ブラック企業被害の実態と実例に基づいて、とるべき対策を議論・提案します。

教育・福祉医療・行政の
各分野との連携

労働問題の枠にとどまらないブラック企業問題を解決するために、社会全体が被害者を支援し、ブラック企業の違法行為を見逃さない体制を構築していきます。

世論を動かす

上記の専門家だけでなく、学生や親御さんたちなど多くの人々の参加を通して、ブラック企業問題への理解と意識を社会全体に広めていきます。

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