【京都】12月20日(土)、ブラックバイト対策セミナー『ブラック化する大学生活 ~奨学金・バイト・インターン・就活ってどうなの?~』を開催します!
若者を使いつぶす「ブラック企業」に対する社会的関心は高まり、その過酷な労働実態が広く知られるようになったことで、学生の間でも警戒心が広がっています。
さらに、近年では「ブラックバイト」と称されるような、過酷な長時間労働を強制される学生アルバイトもめずらしくありません。長時間労働のほかにも、深夜労働や賃金不払い、商品の買取の強制が蔓延しており、それらによって心身を病んだり、学業に支障をきたすようなケースも発生しています。実際に、以下の相談事例があります。
Dさん(男性・大学2年生)は、大手学習塾で1年ほど働き、一コマ2時間半の授業を担当しています。しかし、授業前に30分の準備、そして授業後には生徒への諸連絡のために30分残業をしますが、コマ分しか給料は出ないため、これらの賃金は支払われていません。また、人手不足のため、夏期講習は週5日、朝9時30分から夜9時30分まで休憩なしで働きました。大学の試験期間も出社を求められて、中には、午前中バイト、午後試験、夜バイト、という人もいます。Dさんも、休みの日や大学の授業中にもメールで連絡がきて対応しなければいけない状態です。
※この事例の解決方法と、その他の事例はこちら→ブラックバイトの解決方法
また、その他にも「将来、奨学金を返済しきれるかが不安」「インターンに行かなきゃ、就活に乗り遅れる・・・?」「就職した先がブラック企業だったら・・・?」など、現在の大学生活には、様々な不安がつきまといます。
大学生活は、なぜこれほどまでに「しんどい」ものになってしまったのでしょうか。
「クリスマスケーキやおせちを買わされる」
「お正月や成人式の日も休ませてもらえない」
「年末に辞めたいのに、年度末まで辞めさせてもらえない」
「年末年始くらい賃金を高くしてほしい」
といった、年末年始によく見られるブラックバイトの事例とその対処法について、賃金未払いや労災などの労働問題に詳しい渡辺輝人弁護士が解説します。
また、若者の貧困やブラック企業問題に取り組むNPO法人POSSEの川村遼平事務局長が、学生のしんどさが生み出される社会的背景と、その解決のための具体的な取り組みについて解説します。
セミナーの後半では、ワークショップを行い、この問題の改善のために学生にできることについて検討します。
ブラック企業・ブラックバイト問題をなんとかしたい、労働問題について勉強したい、実態を知りたいという方は、ぜひご参加ください!
また、セミナーの開催に合わせて、学生メンバー募集の説明会を開催します。詳しくはこちらから!
セミナー「ブラック化する大学生活――奨学金・バイト・インターン・就活ってどうなの?――」
【日時】12月20日(土)18:00~20:30(17:30 開場)
【場所】東山いきいき市民活動センター 集会室
(〒605-0018 京都市東山区三条通大橋東入2丁目下る巽町442番地の9)
【アクセス】京阪電鉄三条駅より徒歩5分、東西線三条京阪駅より徒歩5分
(http://higashiyamacds.main.jp/access)
【参加費】500円(学生無料)
【予約】不要
【主催】ブラック企業対策プロジェクト
- タイムスケジュール:
17:30 開場
18:00 開会の言葉
18:10 講演①「ブラックバイトの事例とその対処法 ~年末年始あるある~」
渡辺輝人弁護士
18:40 質疑応答
18:50 講演②「なぜ大学生活はブラック化したのか」
川村遼平 POSSE事務局長
19:30 質疑応答
(休憩10分)
19:50 ワークショップ
20:20 閉会の言葉
20:30 終了
- 講師紹介
・川村遼平(かわむら りょうへい)
1986年千葉県生まれ。労働相談を中心に若者の貧困・格差問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)事務局長。東京大学大学院博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員(DC1)。著書に『若者を殺し続ける ブラック企業の構造』(角川oneテーマ21)、共著に『就活とブラック企業』(岩波ブックレット)、『ブラック企業に負けない』(旬報社)など。
・渡辺輝人(わたなべ てるひと)
1978年生。日本労働弁護団常任幹事、自由法曹団常任幹事。労働者側の労働事件・労災・過労死事件、行政相手の行政事件を手がけています。残業代計算用エクセル「給与第一」開発者。著書に『ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか? 』(旬報社)。
- お問い合わせ先
ご質問等ございましたら、下記の連絡先までご連絡お願い申し上げます。
TEL:03-6673-2261
FAX:03-6845-3255
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