学生・生徒をブラック企業から守るために――高校・大学での労働法教育のポイントは? セミナー開催します!
後援:神奈川県教育委員会
若者を使いつぶす「ブラック企業」に対する社会的関心は高まり、いまや厚生労働省も対策に乗り出さなければならないほど深刻な社会問題となってきています。
必死に就職活動をしてなんとか内定が決まっても、雇用が不安定であったり、長時間労働、低賃金が蔓延し、早期に離職せざるを得ないばかりか、うつ病を患ってしまったりするケースも少なくありません。
また、現在では「ブラック・バイト」と称されるように、学生バイトであっても長時間労働が強制され、無理やりにシフトを入れられてしまう、残業代不払いが横行している、といったケースが後を絶ちません。
こうした状況に対して、高校・大学・行政関係者や保護者はどのように対処すればよいのでしょうか。このセミナーでは、「子どもたちが社会に出た時に身を守ることができるようにするにはどうすればよいのか」、「限られた時間の中で、何を教えればよいのか」という疑問・不安に対し、労働法教育の意義や効果、またその具体的な方法を提案します。
また、セミナーの後半ではワークショップを行い、関係者が現場でできる取り組みについて検討していきます。
●詳細
日時:3月14 日(金)17:30~20:20(開場:17:00~)
場所:神奈川労働プラザ 4階5~7会議室
(神奈川県横浜市中区寿町1-4)
プログラム:
17:00 開場
17:30 開会のあいさつ
17:40 川村遼平講演
18:10 本田由紀講演
18:55 弁護士よりコメント
(休憩 15 分)
19:20 ワークショップ
20:20 閉会のあいさつ
予約不要
参加費 500 円
●講師紹介
講師紹介
川村遼平(かわむら りょうへい)
1986年千葉県生まれ。労働相談を中心に若者の貧困・格差問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)事務局長。東京大学大学院博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員(DC1)。著書に『若者を殺し続ける ブラック企業の構造』(角川oneテーマ21)、共著に『就活とブラック企業』(岩波ブックレット)、『ブラック企業に負けない』(旬報社)など。
本田由紀(ほんだ ゆき)
1964年徳島市生まれ。社会学者。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学(教育学博士)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。『多元化する「能力」と日本社会』で第6回大佛次郎論壇賞奨励賞受賞。著書に『教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ』(ちくま新書)、『「ニート」って言うな!』(光文社新書)、『軋む社会――教育・仕事・若者の現在 』(河出文庫)など。
●後援:神奈川県教育委員会
●お問い合わせ
TEL:03-6673-2261
FAX:03-6845-3255
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