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8/2 (金)「ブラック私学」を問う 〜闘いの現場から〜

昨年から国も進める「教員の働き方改革」が話題となっていますが、それは基本的に公立学校を対象としており、私立学校の実態はまだまだ知られていません。しかし、実際には、私立学校も公立学校に劣らず、過酷な労働環境が広がっています。

長時間労働、残業代不払い、パワハラ、非正規教員の雇い止め等の問題が蔓延し、体調を崩してしまう教員も後を絶ちません。

違法・不当な労働環境による早期離職、理不尽な解雇等により、学校教員が毎年のように代わってしまう学校も少なくありません。それによる悪影響として、例えば、生徒や保護者との信頼関係を構築できず、授業や部活、クラス運営を安定的に行うことが難しくなっている学校もあります。

また、不安定雇用の非正規教員は、将来的な見通しもたたず、生活苦からダブルワーク・トリプルワークをしたり、就職活動に奔走し、教育に専念することが困難になっています。教員を使い捨てにすることの弊害は、労働者はもちろん、生徒や保護者、さらには教育という社会基盤に多大な悪影響を与えています。

その一方で、近年、私立学校の教員が労働組合を使ってこうした問題を解決すべく動き始めています。

今回は教員の労働問題に広く取り組まれている内田良さんのお話をお聞きするとともに、現場で環境改善に取り組んでいる私学教員の労働組合や、私学教員の雇い止めや残業代不払いといった問題をめぐる裁判を担当する弁護士の報告を共有ながら、「ブラック私学」をなくすにはどうしたらよいのか、考えていくイベントを開催します。

ぜひ、教育問題・労働問題に関心を持たれている多くの方のご参加をお待ちしております。

〈イベント概要〉

日時:8月2日(金)18:00~20:30(会場17:45)

場所:渋谷勤労福祉会館 第一洋室(東京都渋谷区神南1-19-8)

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/shuro/kinro.html

※JR渋谷駅から徒歩7分ほどです

参加費:教員・学生は無料、その他500円(予約不要)

主催:ブラック企業対策プロジェクト

<当日の詳細>

18:00~18:50

講演「学校の日常を「見える化」する:私立学校の持続可能性を求めて」

内田良氏(名古屋大学准教授)

19:00~19:30

私学における労働組合の取り組み

A学園教職員組合、私学教員ユニオン他

19:30~19:45

私学における裁判の取り組み

ブラック企業被害対策弁護団

19:55~20:30

内田氏、労働組合、弁護士でのパネルディスカッション

〈講師プロフィール〉

内田 良氏

名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は教育社会学。ヤフーオーサーアワード2015受賞。消費者庁消費者安全調査委員会専門委員。組体操事故、柔道事故、部活動、教員の働き方改革などについて調査し、ウェブサイト「学校リスク研究所」、Yahoo!ニュース「学校リスク・リポート」などにて情報発信している。著書に『学校ハラスメント』(朝日新書、2019年)、『教師のブラック残業』(学陽書房、2018年)、『ブラック部活動』(東洋館出版社、2017年)、『教育という病』(光文社新書、2015年)、『柔道事故』(河出書房新社、2013年)など。


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