「ブラック企業対策プロジェクト」発足シンポジウムのご案内
2013年11月23日(土)16時から法政大学市ヶ谷キャンパスにて、私たち「ブラック企業対策プロジェクト」の発足シンポジウムを開催します。ご参集いただければ幸いです。
■ブラック企業対策プロジェクトについて
近年ブラック企業問題が急激に日本の社会問題として浮上しています。ブラック企業は違法、過酷な労働を強いる企業として、就職活動を行う学生や若者の間では恐怖の対象となっています。各政党も「ブラック企業対策」を掲げ、国会でも議論されるに至っています。ブラック企業問題は、今や、日本の一大社会問題と言ってよいでしょう。
このような現状に鑑み、私たちはブラック企業の被害者を救済し、広く社会に問題を解決することを訴えるための「ブラック企業対策プロジェクト」を結成しました。私たちは、被害者の権利を実現すると同時に、それらの被害を体系的に調査し、「社会問題」として日本社会に提起していきます。
■プロジェクトの組織体制と活動内容について
当プロジェクトでは、教育、福祉・医療、人事、相談など、労働分野に留まらずに各方面からブラック企業問題に取り組み、相談業務との連携を進めながら情報発信も行います。
教育分野では、労働法教育の普及や、「ブラック企業の見分け方~大学生向けガイド~」の作成・普及、就職活動を行う大学生やキャリアセンターの職員等への提言等を行います。
福祉分野では、労働災害の認定に関わる医師に対し、ブラック企業と精神疾患の関連などを周知します。また、生活支援団体や就労支援への提言も行っていきます。
人事分野では、ホワイト企業評価についての提言等を行います。
相談分野では、相談を増やすための方策等を練っていきます。
※教育分野の「ブラック企業の見分け方~大学生向けガイド~」は上西充子・今野晴貴・常見陽平の共著となっています。近日中に公開予定です。
※また、ブラック企業対策プロジェクトのホームページも近日中に公開予定です。上記「ブラック企業の見分け方~大学生向けガイド~」はホームページにて公開します。
■プロジェクト参加者(50音順)
五十嵐泰正(筑波大学人文社会系准教授)、上西充子(法政大学キャリアデザイン学部教授)、大西連(NPO法人もやい)、河邉優子(弁護士)、児美川孝一郎(法政大学キャリアデザイン学部教授)、小谷野毅(全日本建設運輸連帯労働組合書記長)、今野晴貴(NPO法人POSSE代表)、佐々木亮(弁護士)、嶋崎量(弁護士)、ハリス・鈴木絵美(change.org日本代表)、須田光照(全国一般東京東部労働組合書記長)、常見陽平(人材コンサルタント、著述家、大学非常勤講師)、戸館圭之(弁護士)、棗一郎(弁護士)、新里宏二(弁護士)、仁平典宏(法政大学社会学部准教授)、藤田孝典(NPO法人ほっとプラス代表)、本田由紀(東京大学大学院教育社会学研究科教授)他
■シンポジウム概要
タイトル:『ブラック企業対策プロジェクト発足!――学生・学校・保護者・人事・医師・NPO等ができること――』
日時:11月23日(土)16:00~18:35(開場15時40分)
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠(そとぼり)校舎 S306教室
※資料費500円、予約不要
内容:
・基調講演「ブラック企業問題の実情と私たちの対策」(今野晴貴共同代表)
・教育、福祉、人事、相談ユニットからの活動内容の報告(上西充子、河邉優子 他)
・討論会「各分野がブラック企業問題にどう取り組むか?」
(大西連、今野晴貴、常見陽平、本田由紀)
■担当者連絡先
担当者:佐藤 学(さとう まなぶ)
TEL:03-6673-2261
FAX:03-6845-3255
E-mail:baseball11manabu@yahoo.co.jp 以上。