1月16日、18日の朝日新聞地方版、1月18日の河北新報で、ブラック企業対策プロジェクトのメンバーも支援をおこなっている東北医療器械事件の裁判の記事が掲載されました。
本裁判では、東北医療器械(現:REジャパン)に対して、「若者を過酷な労働条件で働かせて使い捨てにする「ブラック企業」だとして、元従業員が未払い賃金の支払いなどを求めて集団提訴」しました。同社では、長時間労働・残業代未払いなどの法令違反が見つかっているほか、パワハラもおこなわれていたことが報告されています。
この裁判は、若者を使いつぶすことを前提にした労務管理の是非を問う全国初の裁判です。訴状では、東北医療器械は「新規学卒者を正社員として大量に採用し、違法な労働条件で働かせ、身体や人格が壊れるまで使いつぶす」ブラック企業の典型であるとし、使い捨てを前提とする労務管理によって原告らが「新規学卒者としての雇用機会を台無しにされ、専門学校で身につけたスキルやそのためのコストを無為にした」ことの責任を追及しています。
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