【東京】9月1日、ブラック企業対策プロジェクト学生メンバー募集イベント 「ブラック企業をなくす、社会が変わる」を開催します!
「ブラック企業」は、残業代不払いなどの違法行為や人格を否定するようなパワハラ、損害賠償の「脅し」など様々な手段を用い、若い人材を使いつぶすことによって利益を挙げている企業です。「ブラック企業」の広がりに伴い、若年層を中心にうつ病などの健康被害や「過労死・過労自殺」が急増しています。
ブラック企業対策プロジェクトは、若者を使いつぶす「ブラック企業」に対抗するために発足しました。ブラック企業のない社会を目指して様々な取り組みを行なっています。ブラック企業対策プロジェクトでは現在、学生メンバーを募集しています。学生メンバーは次のような活動に関わることができます。
①労働相談・当事者支援 「ブラック企業」「ブラックバイト」の当事者からの労働相談を受けたり、裁判支援などを通じて当事者の権利救済を実現していきます。
②調査研究・政策提言 「ブラック企業」や「ブラックバイト」について、各分野の専門家が参加し、調査研究活動を行なっています。こうした成果をもとに政策提言を行ない、政治家や行政を動かすことで「ブラック企業」対策を進めています。また、定期的に研究会を開催し、「ブラック企業」を生み出す社会構造について、専門家とともに学びます。
③キャンペーン・セミナー・労働法教育 ・「ブラック企業」の実態を、様々なメディアやインターネットを活用したキャンペーン活動などを通じて告発していきます。 ・「ブラック企業」の見分け方や対処法などの知識を普及するため、パンフレットの作成やセミナーの企画・開催を行ないます。
上記の活動を行う上での前提知識を学ぶための労働・貧困問題に関する学習会も行います。
今回、ブラック企業対策プロジェクトの取り組みを知っていただくために、学生メンバー募集イベントを開催します。「ブラック企業をなくす」「社会を変える」をテーマに、プロジェクトメンバーのchange.org日本代表のハリス鈴木絵美と、NPO法人POSSE事務局長の川村遼平が講演します。
自分の力を、ブラック企業をなくすため、社会を良くするために使ってみませんか? ブラック企業対策プロジェクトの活動に関心のある方は、ぜひご参加ください!
【日時】
9月1日(月)18:15~20:35(開場18:00)
【場所】
北沢タウンホールミーティングルーム
https://kitazawatownhall.jp/map.html
小田急線・京王井の頭線下北沢駅南口から徒歩4分
〒155-8666東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール2F
TEL:03-5478-8006, FAX:03-5478-8007
【対象】
学生
【主催】
ブラック企業対策プロジェクト
【参加費】
無料
【プログラム】
18:00 開場
18:15 開会の挨拶
18:20 「キャンペーンで社会を変える」(ハリス鈴木絵美)
19:05 「ブラック企業をなくす方法」(川村遼平)
19:50 休憩
20:00 ワークショップ
20:30 閉会の挨拶
20:35 終了
【講師紹介】
・川村遼平(かわむらりょうへい)
NPO 法人POSSE 事務局長
単著に『若者を殺し続けるブラック企業の構造』、『NOと言えない若者がブラック企業に負けず働く方法』
・ハリス鈴木絵美(はりすすずきえみ)
change.org日本代表
イェール大学卒業。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、高校まで日本で育つ。大学卒業後、マッキンゼー&カンパニーに就職。2008年、バラク・オバマ氏の大統領選挙運動キャンペーンにボランティアとして参加する。その後、ソーシャルインキュベーター企業Purposeの立ち上げに参画、同サービスの成長に貢献。2012年に帰国。change.org 日本代表に就任し、現在に至る。
【ブラック企業対策プロジェクトとは】
ブラック企業対策プロジェクトは、ブラック企業によって若者が使い潰されることのない社会を実現するために、教育、福祉、医療、労働など各分野の専門家が力を合わせて発足したプロジェクトです。ブラック企業による被害の実態についての調査および報告はもちろん、被害者の法的権利実現のための政策提言や、若者に対しブラック企業の具体的な見分け方や対処方法の発信を行う事によって、日本社会からブラック企業をなくすことを目指します。
●受賞
・2013年12月2日に発表された2013ユーキャン新語・流行語大賞で「ブラック企業」がトップテンに選ばれ、当プロジェクトの共同代表・今野晴貴が受賞しました。
・共同代表・今野晴貴著『ブラック企業―日本を食いつぶす妖怪』が第13回大佛次郎論壇賞を受賞しました。
●書籍
今野晴貴・棗一郎・藤田孝典・上西充子・大内裕和・嶋崎量・常見陽平・ハリス鈴木絵美『ブラック企業のない社会へ―教育・福祉・医療・企業にできること―』(岩波ブックレット、2014年)
●最近のテレビ出演・新聞掲載
・産経、毎日、朝日、日経、読売の各社で、プロジェクト参加団体であるブラック企業被害対策弁護団が支援している事件の提訴について報道されました(8月8日)。
・毎日新聞(地方版)の記事「ブラックバイト:相談を 左京でセミナー」で、8月2日のブラックバイト対処法セミナーについて報道されました(8月3日)。
・産経新聞と沖縄タイムスで、ブラック企業対策プロジェクトがおこなった「固定残業代制度」の全国調査について報道されました(7月29日)。
・神奈川新聞の記事「厚木男児衰弱死どう防ぐ(上)積極関与で未然対応」で、プロジェクト共同代表の藤田孝典のインタビューが掲載されました(7月28日)。
・ウェブマガジンWoman typeで、プロジェクトメンバーの上西充子教授のインタビューが掲載されました(7月17日)。
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・現在ボランティアをしている学生の声
「学生として、同じ世代の若い人たちが苦しんでいる状況をどうにかしたいと思ったのが、このプロジェクトに参加したきっかけです。今まで広報のお手伝いとして、ウェブサイトの立ち上げとニュース発信に関わってきました。自分たちの活動によってブラック企業問題に対する認識が社会全体に広がっていく様子が実感できて、とてもやりがいを感じています。」
– 大沢さちこ 慶応大学経済学部4年
「自分の友人などがブラック企業に就職し、追い詰められている姿を見て労働問題に関心を持ちました。11月に200人規模の発足シンポジウムの企画を担当して、多くの人にブラック企業をなくすための知識を広めることができました。メンバーも学生が大半で、新しい仲間ができて楽しいですし、NPO関係者、弁護士や学者の意見を聞くことができてとても勉強になります。」
– 鈴木由真 一橋大学社会学部4年
「シンポジウムの準備・運営や、違法な求人票の調査を行いました。教授や弁護士の方から学びながら、学生でもブラック企業をなくすための力になれることにやりがいを感じています。」
– 石川千尋 京都大学法学部4年
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お問い合わせ
ブラック企業対策プロジェクト
TEL:03-6673-2261
FAX:03-6845-3255
MAIL:admin@bktp.org
HP:http://bktp.org/
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